マンションにお住まいの方だとたまに、エレベーターのメンテナンスに遭遇することもあると思いますが、どんな事をしているか不思議に思ったことはありませんか?
今回はそんなエレベーターのメンテナンスってどんなことをしているのかといった事を紹介していきます。
点検札を貼る
まず点検する建物に到着をすると、点検をしている事を示す札を貼ります。
全ての階に点検札を貼り付けていきます。
ピット確認
エレベーターの昇降路の底の部分をピットと呼びます。
地下水や雨水が入っていないかをチェックします。
またゴミや埃が溜まりやすい部分でもあるので、汚れていれば掃除をします。
最新のルームレスエレベーターの場合は、ピット近くにマシンや制御盤などが設置されている場合もあるので、その場合は制御盤を確認したりします。
非常ボタンテスト
非常ボタンを押したことがある人は少ないかも知れませんが、エレベーターに閉じ込められた時などに外部の人に知らせる重要な部分です。
[ 非常時に使えない ]と言った事が無いように普段の点検時には、必ずチェックをします。
遠隔監視装置が付いていれば、メンテナンス業者へ電話がかかる仕組みになっているので、万が一の時は使用してください。
昇降路内の点検
エレベーターのカゴ上に乗って、昇降路内の点検を行います。
ここでは、レールへの注油作業や各階の扉周りのチェックを主に行います。
扉の開閉時に異音がしないか、扉のレールにゴミが溜まっていないか、ドアの安全装置の接点が汚れていないか、といった事を見ていきます。
ロープのチェックも主に昇降路で行います。
機械室の点検
現在主流のルームレスタイプのエレベーターは、その名の通りこちらの機械室はなく昇降路内に巻上機や制御盤が設置されているので、こちらの機械室はありません。
しかしロープ式や油圧式のエレベーターには、モーターや制御盤といった物を設置しておく、機械室というものがあります。
ここでは主に、機械から油漏れが無いか、巻上機・モーターなどから異音はしていないかといった事や、
制御盤を確認し何かエラーが出ていないかなどをチェックしていきます。
報告書作成
点検した内容をお客様に報告する為の報告書の作成を行います。
ロープ式・油圧式・ルームレスと言ったタイプや機種などにより点検の仕方は、変わってきます。
このような感じで1日5件ほどを目安に回っています。
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