突然ですが、みなさんはエレベーターはどれだけの部品からできていると思いますか?
実は、30,000~70,000もの部品から構成されているんです。
結構多くてびっくりですよね😮
これらの部品のほどんどは、みなさんが普段利用している所からは見えない所にあります。
舞台裏で演者を支える裏方さんみたいなイメージですね!
部品は時が経つにつれ錆びたり摩耗したりして悪くなっていきます。
1つの部品が異常を起こしたり役に立たなくなってしまったら、エレベーターそのものの故障につながります。そのため、定期的なメンテナンスで部品の状態を確認し、故障する前に取り換えることが大事なんです🕵️🧑🔧
今回は、とあるホームエレベーターの部品交換の様子をご覧いただきましょう。
ご紹介するのは、AVRと呼ばれる基盤と電磁リレーの交換です。
それではレッツゴー♪🕺
AVRの交換
AVRとは、交流発電機などの電圧を自動的に精度を高く一定に保つための装置です。
下の写真で赤色の丸で囲っているのがAVRです。
取り外す前に写真を撮ります📸
どんな状態だったか写真を残しておくことで、交換前と交換後を比較できるようにします。
続いて、配線を取り外していきます。
配線を取り外す時は、どこに線がついていたか分かるようにマーキングをします。
取り付ける時に間違って違う線を繋いでしまったら、最悪の場合、基盤が壊れてしまうので
マーキングはとても重要なんです❕
部品を取り付ける際は、取り換える部品が同じかどうかしっかり確認します。
部品が同じであることが確認できたら、既存の部品を取り外していきます。
取り外し終えたら、新しい部品を取り付けます。
配線を間違えないように慎重につなげていきます。
電磁リレーの交換
反対側では同時進行で電磁リレーの交換をおこないます。
電磁リレーとは、外部から電気信号を受け取り電磁力で接点を動作させることで電気回路の開閉をおこなう装置です。
嚙み砕いて言えば、受け取った信号に従ってスイッチのオンオフをすることで次へと信号を伝えています🫵🚥
こちらも、電磁リレーについている配線の一つひとつにマーキングしてから取り外します。
配線を全て取り外せたら、既存の電磁リレーを取り出し新しい電磁リレーを取り付けていきます。
配線を取り付けるときは間違えないように慎重に手寧におこないます。
部品を交換し終えたら
新しい部品を取り付けたら電源を入れ、テスターで電気の流れを確認します。
電磁リレーはスイッチのオンオフがガチャンガチャンと動いて見えるので、目視でも確認します👀
エレベーターも正常に動いていたら取り換え完了です✨
いかがだったでしょうか❓
部品交換は慎重に何度も確認しながらおこなっているんですね!
以上、ホームエレベーターの部品交換でした。次はどんな部品を交換するのでしょう🧐
京都エレベータのYoutubeチャンネルでは、この他にもエレベータに関する疑問やちょっとした豆知識なども含めて週2回を目安に配信をしておりますので、チャンネル登録をお願いいたします。