エレベーターはどうやって重さを測っているのか!?

お役立ち情報

😟「エレベーター人いっぱいだなぁ。でもまだ隙間あるし乗れるかも…」🔊「ブーーーッ」
みなさんは、こんな経験はありませんか?
エレベーターは積載量を超えるとブザーが鳴ります。でもどうやって重さを測ってどういう仕組みでブザーが鳴るのか気になりますよね。
今回は、エレベーターの重量オーバーを検知する機器『加重検知機』についてご紹介します。

エレベーターはどうやって重さを測っているのか!?

重量オーバーとは?

人が乗れるエレベーターには全て積載量定められており、その数値はエレベーター内の操作盤に記載されています。みなさんもよく目にする「積載 ○○kg」ってやつですね👀

表示

ここに記載されている積載量を超えてしまう(以下「重量オーバー」とする)と、🔊「ブーーーッ」と警告音が鳴り、操作盤に「満員です」と表示されます。
記載されている定員をオーバーしていなくても、重量オーバーになってしまった場合は満員扱いになるので注意です🙅‍♂️
逆に定員オーバーであっても重量オーバーでなければ、エレベーターは通常通り動き出します🙆‍♀️
そして重量オーバーになってしまったエレベーターは、安全上動かすことができないとして、誰かが降りない限り扉は閉まりません😥
例えば「積載 600kg」のエレベーターの場合だと、重量600kgまでは運転可能⭕で600kgを超えると運転不可❌になるということですね。

重量オーバーの話

加重検知器のしくみ

加重検知器は、エレベーターの床下に設置されています。
加重検知器は主に《Ⓐ エレベーターの床下にピッタリくっついているもの》と、《Ⓑ Ⓐに押し込まれるとスイッチが入るもの》の2つの部品で構成されています。
ではどのように加重を検知しているのでしょうか🤔❓

加重検知器

エレベーターは、乗り込むとその重さだけ床が沈むように造られています。乗り込む時に床が少し下がるのはこのためです🚶
床が沈むとⒶも沈みます。エレベーターが重くなるにつれⒶがどんどん沈み、積載量以上の重さになったところでⒷに到達しⒷに重力が伝わります。
Ⓑはスイッチになっているので、重力で押し込まれてスイッチが入るというしくみなんです。

加重検知器の動き

加重検知器の調整

加重検知器は、秤のように調整してあげないとまともに機能しません🧑‍🔧⚖
調整がどうやって行われているのか見てみましょう👀

今回は積載600kgのエレベーターを調整します。
本来なら600kgちょうど乗ってもエレベーターは運転するはずですが、現在600kgで重量オーバーになってしまっています💦
これを600kg以上で重量オーバーになるように調整していきましょう❕

はじめに1
はじめに2

① 加重検知器をいじれる場所に行く

ピットに入り、安全な場所に避難してからエレベーターを手動で降ろしていきます。

② エレベーターに積載量分のおもりを乗せる

エレベーターに積載量分のおもり(600kg)を乗せます。

おもり乗せる

③ おもりを乗せた状態でスイッチを調整

おもりが乗っている状態で、スイッチが入らないように調整していきます。
ブザーが鳴らなくなったギリギリのところで固定します🔩🔧

調整
調整

④ 人が1人乗って作動するか確認

人が1人乗ったら重量オーバーになればいいので実際に乗り降りして確認します。
乗ったらブザーが鳴り、降りるブザーが鳴らなくなっていれば調整完了です✨

人乗る
乗る
降りる

他にも・・・

いかがだったでしょうか。
エレベーターはこのように加重を検知し、重量オーバーを知らせていたんですね😯
今回ご紹介した動画は自社のエレベーターを使って実演していますが、実際に現場で作業している動画もあるんですよ!気になった方はぜひご覧ください👇👇

エレベーターで重量オーバー!? 【加重検知器の調整】


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