来年も本ブログ及び京都エレベータのYoutubeチャンネルをよろしくお願いいたします。
新年1発目の記事は、「日本最古のエレベーター」についてご紹介しましょう✨
みなさんは、日本に現存する最古のエレベーターと聞いて、どのようなものを想像しますか?
場所は?メーカーは?現在のエレベーターとの違いは?・・・気になりますね🫣
どのようなエレベーターなのでしょうか。さっそく見ていきましょう👀
場所は?
日本最古のエレベーターは、京都四条大橋近くにある東華菜館にあります。
こちらが東華菜館です。洋風で立派な建物ですね✨
東華菜館は、現在創業78年を過ぎた北京料理屋さんです。
夏になると、京都風物詩の「川床」での食事を楽しむことができます。
日本最古のエレベーター
ではいよいよ日本最古のエレベーターと御対面です。
こちらのエレベーターは、今から100年前、1924年に造られました。
レトロで歴史を感じますね。
扉の上にあるコレは何でしょう?針のようなものが付いていますね👀
現在のエレベーターを見てみると、このように、エレベーターが今いる回数を表示しています。
こちらも同じ機能なんです。
エレベーターが上がると右に、下がると左に針が進み、エレベーターの位置を表示してくれます。
エレベーターに乗り込んでみましょう。
こちらのエレベーターは、オーチス製のエレベーターでした。
その下に定員13人と書かれていますね。文字が古くて趣がありますね~😊
天井も模様があってオシャレです✨
最上階まで上がってみましょう!・・・と思いきや、ボタンがありません💦
なんとこのエレベーター、運転手がいるんです!
運転手さんに行きたい階を直接伝えると、その階までエレベーターを動かしてくださります。
乗ってみよう!
エレベーターに乗り込むと、運転手さんが乗り場の扉を閉めてくださいます。
閉めるときは、足元のボタンを押して手動で閉めます。
カゴ扉は格子状になっているので隙間がたくさんあります。塔内を見れるのは新鮮ですね!
間違っても手を出してはいけませんよ🙅♂️
走行中の音は静かで、スピードも現在のエレベーターと変わらず、動きもスムーズで快適です。
着床時はガコンッと衝撃が来ます。少しびっくりしますね💦
到着したら運転手さんが手動で扉を開けてくださいます。
どうやって動かしているの?
運転手さんは、レバーを使ってエレベーターを動かしています。運転手さんの手元をよく見てみましょう👀
レバーを右に倒すとエレベーターが上昇し、左に倒すと下降しています。
行き先ボタンを押すと自動で走行する現在のエレベーターとは違い、運転手がレバーを傾けない限りエレベーターは動きません。
止まるときも自動で止まってくれません。傾けたレバーを真っすぐに戻す必要があります。
ちょっとでも早くレバーを戻してしまうと、エレベーターがフロアに着く前に止まるので段差ができてしまいます。
何度か乗らせていただきましたが、一度も失敗することなくきちんと到着していました。
さすが、プロ技ですね✨
表示盤は?
エレベーター内にある表示盤を見てみましょう。たくさんのランプがついていますね👀
真ん中の列には数字が書いてあります。これは階数を示しており、今いる階の数字が光るんです。
では、両端にあるランプは何でしょうか?
エレベーターに乗っていると、いきなりブザーが鳴りました。よく見ると、1階の左横のランプが点灯しています。
これは、1階乗り場の上ボタンが押されたということを示しているんです。
1階に上に上がりたいお客さんが、エレベーターを呼んだのですね!
これに気付いた運転手さんは1階まで迎えに行きます。
今度は1階の左側のランプが赤く点灯しました。
1階乗り場の下ボタンが押されたということです。
1階で下に下がりたいお客さんが、エレベーターを呼んだのです。
1階に着くとランプが消えました。任務完了!という合図みたいですね🫡
ちなみにこのエレベーターは、4階に着いた時だけ正面ではなく右側の扉が開きます。
いかがだったでしょうか。
実物を見てみたい方や乗ってみたい方は、ぜひ東華菜館まで足を運んでみてくださいね!