エレベーター と エスカレーター って、響きが似ていて混同しちゃいますよね。
我々京都エレベータは、エレベーターだけでなく、エスカレーターの点検も行っています。
エスカレーターに乗るとき、みなさんは 手すり に掴まりますよね。
この手すり、業界用語で「 ハンドレール 」と呼びます。
なんだかカッコよく聞こえませんか?😎
みなさんが利用するエスカレーターの中には、そのハンドレールが汚れていたり、異音がしてくたびれているものってありますよね。
ハンドレールは剥きだしのうえ常に動いているので、月日を重ねるごとに劣化していきます🌀
劣化したハンドレールは安全性や快適さを保つために新しいものに交換する必要があるんです。
今回はエスカレーターの手すりを交換する様子をお届けしましょう!🎁
準備
カバーを外す
まずはハンドレールを覆うカバーを取り外します。
ハンドレールは、みなさんが乗る場(以下「ステップ」という)と連動してぐるぐる廻っています。
ステップを外す
次にステップを取り外します。4つほどステップを外していきます。
このように空洞ができました。
駆動部品を外す
この車輪が、ハンドレールを動かす駆動部品です。これも取ってしまいます。
これにて準備完了です。
古いハンドレールを外す
いよいよハンドレールを取り外していきます。
しっかりはめ込んでいるので、外すときは上に引っ張って取っていきます。
片方が外れたら反対のハンドレールも外します。
ベアリング交換
ハンドレールの内側に入っているベアリング(軸受)を交換します。
ベアリングとは、機械が動くときに回転する軸を支え、摩擦を極力なくし滑らかに回転するための部品です。
取り外した古いベアリングの多くが壊れていたようです。
これではハンドレールがスムーズに動きませんね💦
新しいハンドレールを取り付ける
ベアリングを交換できたら、新品のハンドレールを付けていきます。
ハンドレールを取り付けるときは、下から送り込んでいきます。
ハンドレールを一部はめ込み、滑らせることで全体にはめていきます。
みんなで息を合わせて取り組みます。大掛かりな作業ですね😧
片方ができたら反対側も同じようにしてはめ込んでいきます。
元に戻す
新しいハンドレールを取り付けられたら、分解したものを元に戻していきます。
せっかくつけたハンドレールが振動で外れてしまわないよう、外れ止めのローラーもしっかり付けておきます。
試運転する
ハンドレールの取付けが完了したら、試運転をします。
空転せずにステップと連動して動いているか確認します🕵️
カバーとステップを戻し、ハンドレールについているフィルムを外したら完了です。
綺麗なピカピカのハンドレールに生まれ変わりましたね😁✨
以上、ハンドレールの交換の様子をお届けしました。
貴重な映像はYoutubeにあがっているので、ぜひご覧ください!