前編は点検員の目線から撮影した映像とともに、点検員がエレベーターを点検する様子を
ご覧いただきましたね。今回は後編です!
前回訪れた1件目の現場は通常の点検作業でしたが、今回ご覧いただく2件目の現場では
部品交換 をおこないます。
エレベーターの点検員は、エレベーターのメンテナンスだけでなく部品交換もおこなっています。
これらを怠ると故障の原因になってしまいます。経年部品や消耗部品などの交換も点検員の大切な仕事なんです。
1件目同様、すべての階に点検札を貼って作業開始です!🧑🔧
部品交換①
今回部品交換をおこなうエレベーターは、油圧式のエレベーターです。
まず最初にエレベーターへ油を送るポンプのベルトを交換していきましょう。
長らく使っていると徐々にベルトが緩んできたりすり減っていきます。更に劣化が進むと、ベルトが切れてしまい、エレベーターが使えなくなるなんてこともあるんです💦
エレベーターが使えなくなってしまう前に、早期発見・交換することが大切です✨
部品交換②
次に交換するのは、エレベーターの扉を動かすためのベルトです。こちらもポンプのベルトと同様、劣化していきます。定期的な交換が必要なんですね!
部品交換③
最後に交換するのは、エレベーターの走行するレールに油を塗る給油器です。
エレベーターのカゴに設置されており、エレベーターが走行するとその動きに合わせて給油器も動きます。給油器の綿には油が染み込んでいるので、その綿がレールに当たることで油が塗られていくしくみです。
ずっとレールに当たっているので、エレベーターを使用するうちに削れてしまったりゴミが溜まってしまいます💧そのままにしていると、走行時に異音や振動などを引き起こし走行に支障をきたすので交換をおこないます。
これで2件目の部品交換が完了しました。報告書を書き、点検札を剥がして作業終了です。
以上前編・後編の2回に渡ってエレベーター点検の様子をご覧いただきましたが、いかがだったでしょうか。
エレベーターの点検員は、単にメンテナンスだけでなく悪くなった部品の取り換えまでおこなっているんです。街中でエレベーターの点検員を見かけたら、こんなことやっているんだな~と思って見てくださいね!