みなさんはこのようなマークがついているエレベーターを見たことがありますか?
車いすマークです。
このマークがついているボタンとついていないボタンとでは、何が違うと思いますか❓🤔
今回は、車いすマークのボタンについて深堀りしてみましょう!
エレベーターが早く来る!?
リスさんは大変疲れた様子でエレベーターの前に立っています。
マンションのエレベーターを使って部屋に戻るようです。
エレベーターを呼びだしていますが、なかなか来ません💧 混雑しているのでしょうか?
リスさんは、押したボタンの下に車いすマークのついたボタンがあることに気がつきました!💡
しかし、リスさんはこのボタンが何なのか知りません。
リスさんは、このボタンも一緒に押したらエレベーターが早く来るのかもしれないと思い・・・
ポチッ
すると・・・
エレベーターではなく、ペンギンくんがやって来ました(笑)
リスさんはエレベーターが早く来ると思ってボタンを押しましたが、どうやら違ったようです。
ではどのようなボタンなのか、ペンギンさんに教えてもらいましょう!
車いすマークの意味
車いすマークの正式名称は「国際シンボルマーク」といい、「障害のある人々が利用できる建築物や公共 輸送機関であることを示す、世界共通のマーク」です。
〈引用〉“国際シンボルマーク(車いすマーク)の普及・使用の管理”.事業紹介|公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD).2024/07/01.https://www.jsrpd.jp/overview/symbol/,(参照2024-11-12)
リスさんが押したボタンは、身障者用のボタンだったのですね。
違い①
身障者用のボタンは、一般のボタンよりも低い位置にあります。それはなぜでしょうか??
・・・正解は、
車いすに乗っている状態でも手が届くように設計されているからです。
違い②
身障者用のボタンと一般のボタンの違いは位置だけではありません。
扉の開放時間が異なります。
車いす利用者や足腰の弱い方は、エレベーターに乗り降りする際、少し時間がかかります。
通常設定の開放時間では、乗り降りしている最中に扉が閉まってきてしまい、挟まって怪我をする危険性があります🙈💦
身障者用のボタンは扉の開放時間が長めに設定されており、余裕を持って乗り降りすることができるのです。
車いすマークのあるエレベーターには、乗り場だけでなくエレベーターの中にも同じように身障者用ボタンがあります。乗り場同様、開放時間が長めに設定されています!
最後に
扉の開放時間が長いだけでなく、扉の閉まるスピードが遅くなったり、出入口の段差を自動調整するエレベーターもあります。
エレベーターが複数台ある場所では、優先して福祉機能つきのエレベーターが呼び出されるしくみになっています。
身障者用ボタンは、身体の不自由な方やお年寄りの方が安全にエレベーターを利用するためのボタンなのです✨
エレベーターが早く来て欲しいからといって身障者用のボタンを押すと、かえって時間がかかってしまいます。
むやみに押してエレベーターの運行を遅らせないように気を付けましょうね!🙅♂️