エレベーターってどうやって動いているの?主な駆動方式をご紹介

お役立ち情報

みなさんはエレベーターがどのように昇降しているのか知っていますか?

どうやって動いてる?

実はエレベーターの駆動方法1つじゃないんです。
今回はエレベーターがどうやって動いているのか、どんな駆動方式があるのかご紹介しましょう。

【解説】エレベーターはどうやって動いてる? タイプ別に説明

ロープ式エレベーター

ロープ式

まず最初にご紹介するのは ロープ式エレベーター です。
現在国内にあるエレベーターの中で、最も多いのが「トラクション式」という駆動方式です。
みなさんが乗り込むところ(以下、カゴ)つり合いおもりロープで繋ぎ、屋上の機械室にある巻上機で動かしています。
カゴ上がるおもり下がりおもり上がるカゴ下がります。
つるべのように動いているというわけです。

動き1
動き2
動き3
動き4
動き5
動き6

こちらが巻上機です👇

巻上機1

片方のロープにはカゴもう片方つり合いおもりがついているんです。

巻上機2
巻上機3

油圧式エレベーター

油圧

続いてご紹介するのは 油圧式エレベーター です。
油圧式という文字の通り、油の力カゴを押し上げます。
機械室は1階や地下にあります。機械室内にある油圧タンクには油がたっぷり入っています。

タンク

油圧タンクには電動ポンプが繋がっており、ポンプ油に圧力を加えます。

ポンプ

すると、シリンダーとよばれる筒からプランジャーと呼ばれる棒が押し上げられて出てきます。

油圧ジャッキ

プランジャーの頭頂部には綱車がついており、ロープがかかっています。

綱車

そのロープ持ち上げられることで、ロープ取り付けられたカゴ上がるというしくみなんです。

重たい物

巻胴式エレベーター

巻胴式

続いて 巻胴式エレベーター です。
ロープ式エレベーターの一種で、ロープ巻き取ってカゴ昇降させます。

巻胴1

この大きな芯にロープ巻き取るカゴ上がりロープ送り出すカゴ下がっていきます。

巻胴2

ルームレスエレベーター

ルームレス

最後にご紹介するのは ルームレスエレベーター です。
駆動方法は始めにご紹介したロープ式エレベーターの「トラクション式」に分類されますが、大きな違いは「機械室が無い」という点です。

レス

エレベーターは、カゴを昇降させる空間(塔)とは別途に、巻上機や制御盤を設置するための空間(機械室)が必要です。
この機械室十分な広さ必要なので、エレベーターを設置したくても機械室を設ける空間が無い!💦となればエレベーターの設置を諦めるしかありませんでした😔

機械室

そんな悩みを解決すべく開発されたのがルームレスエレベーターです。
巻上機や制御盤を小型化・薄型化し、塔内に入れ込んだのです。

スペース省

この革新的な開発のおかげでスペースを取らずにエレベーターを設置することが可能になり、ルームレスエレベーターは今やエレベーター主流となりました。

技術の進歩

まとめ

以上、エレベーターの駆動方式をご紹介しました。
現在国内で利用されているエレベーターは、主にロープ式油圧式に分類されます。
そこから更に以下のように種類分けすることができます。

駆動方式

みなさんがよく利用するエレベーターがどんな駆動方式で動いているのか、調べてみると面白いかもしれませんね!


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