エレベーターの上はどうなっているの?

お役立ち情報

エレベーターにおける人や物を乗せて運ぶところを、我々メンテナンス業者は一般的に「かご」と呼びます。
このかごの上はどうなっていると思いますか❓🤔
かご上なんて何もないのでは?と思うかもしれませんが、実は様々なものが備わっているんです。
今回は、ロープ式エレベーターのかご上がどうなっているか、何があるのか実際に見てみましょう!👀

エレベーターのかご上はどうなってるの?

ドアモーター

まずご紹介するのがこちらのドアモーターです。
その名の通り、ドアを開閉させるためのモーターです。
このモーターが動くと、その力がベルトを通じてかごの戸に据え付けられたローラーを転がします。
ローラーが転がることでかごの戸が動き、連動して乗り場の戸も開閉します。

ドアモーター1
ドアモーター2

ドアコントローラー

続いてドアコントローラーです。この装置でドアの開閉スピードを調整します。
ドアがスムーズに開閉するのは、このドアコントローラーがあるお陰なんです😤✨

ドアコントローラー1
ドアコントローラー2

中継BOX

こちらのBOXは業者によって様々な呼び方をしますが、弊社では中継BOXと呼んでいます。
フタを開けて中を見てみましょう👀

中継BOX1

線がたくさん入っていますね!これらの線は何と何を繋げていると思いますか❓

中継BOX2

正解は、機械室の制御盤とかごです!
制御盤からかごへ信号を送っているので、1本でもなくなるとエレベーターが正常に動かなくなってしまうのです。

制御盤

非常用バッテリー

こちらは非常用バッテリーです。
エレベーターは電気で動いているので、建物が停電してしまうとエレベーターは動かなくなってしまいます。もしエレベーターに乗っている時に停電が起こったら、エレベーターはその場で停止、照明も落ちてしまいます😔💦
そこで役立つのがこの非常用バッテリー
予備電力で停電灯を点け、インターホンを復旧させます。インターホンが使えるようになると、外の人に助けを求めることができますね😊🤝

バッテリー1
バッテリー2

切替えスイッチ

続いてこちらが切替えスイッチです。エレベーターを点検するときに使用します。
エレベーターは自動運転になっているので点検のために手動に切り替えたり、ドアが自動で開閉しないように電源をON OFFすることができます。

切替えスイッチ

手動ペンダント

こちらは手動ペンダントという装置です。何に使うものだと思いますか?

手動ペンダント1

これはエレベーターを手動で運転することができる、リモコンのようなものです。
かごの上に乗って塔内を点検する際に、この装置でエレベーターを動かしています。

手動ペンダント2

メインロープ

かごとつり合いおもりを吊り下げているメインロープが繋がっています。
このメインロープはエレベーター用につくられた特殊なロープで、とても頑丈です。

メインロープ1
メインロープ2

換気扇

続いて換気扇です。
換気扇を稼働させることによってかご内の空気を循環させることができます。

換気扇1
換気扇2

救出口

最後にご紹介するのが救出口です。この救出口、エレベーターの中からは開けられないのを知っていましたか?
この救出口を利用することは滅多にありません。閉じ込め救出の際も、扉からの救出が一般的です。
ホームエレベーターなど救出口が無いエレベーターも存在します。

救出口1
救出口2

救出口を開けてかご中から覗いて見ると、こんな感じに見えます👇

救出口3

 


京都エレベータのYoutubeチャンネルでは、この他にもエレベータに関する疑問やちょっとした豆知識なども含めて週2回を目安に配信をしておりますので、チャンネル登録をお願いいたします。
タイトルとURLをコピーしました