密着! ロープ式リニューアル工事 【後編】

工事

多くのエレベーターは設置から30年程度経過すると、製造メーカーから部品供給停止の発表がされます。
その場合、既存のエレベーターを全て撤去して新しいものを設置する方法もありますが費用が高額になるので、使える部品はそのまま使用するリニューアル工事というやり方が一般的に行われています。
今回は、古いエレベーターのリニューアルに密着しどういった流れで工事が行われているのかを前編・後編の動画でまとめています。

各工程を詳しく、記載させて頂いているので、動画と併せて見ていただけると、よりイメージが付きやすいと思います。

■前半の記事はこちら
https://www.kyoto-elevator.com/blog/2021/06/04/adhesion-renewal-work-part-1/

■前半部分
1,搬入作業
2,撤去作業
3,据付作業
4,機器の交換
5,乗場操作盤交換

リニューアル工事の流れの後半の作業工程です。

6、巻上機撤去

もともと設置されていた古い巻上機や制御盤を運び出していきます。
作業の進捗状況により工事の日程とは別で搬出作業の日程をとる場合もあります。

7、ドアコントローラー交換

制御が新しく変わるので、それに対応した扉の開閉制御を行う必要があります。ドアのコントロールユニットを交換します。

8、かご内操作盤交換

かごの中の操作盤を交換します。
利用者の方が一番多く触れる部分で見た目に一番変わったと思ってもらえる部分の一つです。

9、かご内天井器具交換

かご内の天井照明器具を交換します。
蛍光灯からLEDランプへ交換する場合と、今回のように吊り天井式の照明に交換してしまう場合など、リニューアル工事の内容によっても変わってきます。吊り天井式の照明に変えるとエレベーターの中が明るくなって印象が変わりますよ!

10、各機器調整

設置した各センサーを規定の位置や設置に調整をします。
ここの調整でエレベーターの止まる位置を調整したり、乗り心地の調整、扉の開閉のスピードの調整などをしていきます。

11、完了検査

リニューアル工事をしたエレベーターが問題なく動作をしているかどうかを、工務部以外の検査資格者にて確認をしています。
ここで法定検査の基準通りの数値が出ているかを確認し、お客様へ引き渡しています。

以上がエレベーターのリニューアル工事の流れでした。
今回紹介したのは、ロープ式エレベーターの基本のリニューアル工事の内容となります。

この他にも、エレベーターの内装をきれいにしたいといった場合や、最新の安全装置を設置したい、感染症の対策でボタンに触れずに操作出来る非接触ボタンといったオプションも多数ご用意しています。


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