エレベーターの部品交換に密着 第5弾!!
今月も部品交換の舞台裏をご覧いただきましょう👀
第1~4弾の記事はこちら👇
エレベーターの部品交換について行ってみた
エレベーターには30,000~70,000もの部品が使われており、そのほとんどは普段は見えない場所にあります。部品は時が経つにつれて錆びたり摩耗したりして悪くなっていきます。そのため、定期的なメンテナンスで部品の状態を確認し、故障する前に取り換えることが大事です。
エレベーターの部品交換は、慎重に何度も確認しながらおこないます。部品を間違えて取り付けてしまうと、エレベーターが故障してしまう危険があります。そのため、部品交換は専門の業者に依頼するのが安全です。
エレベーターの部品交換してみた ドアスイッチ
エレベーターのドアスイッチは、乗場扉がしっかりと閉まっているかを確認するスイッチです。ドアスイッチが不良になると、エレベーターは動かなくなります。ドアスイッチの交換作業は、まず既存のドアスイッチを取り外し、新しいドアスイッチを取り付けます。
エレベーターの部品交換してみました。【乗場押しボタン交換編】
エレベーターの乗り場押しボタンは消耗品です。何度も押されると接点が摩耗し、反応が悪くなります。反応が悪くなったら新品と交換をする必要があります。操作盤を取り外し、押しボタンのみを交換します。新しいものに入れ替えた後は、問題がないかチェックします。
エレベーターロープ交換に密着!【巻胴式】
巻胴式エレベーターとは、メインロープをドラムに巻き付けてエレベーターを昇降させる仕組みのエレベーターです。エレベーターの歴史は、この巻胴式から始まったとされ、現在は、戸建て住宅や低層建築物に設置されることが多いです。このエレベーターのメインロープを交換していきます。
今回は、ハンガーローラーと呼ばれる部品を交換していきます。
それでは早速見てみましょう!
エレベーター部品交換してみました。【ハンガーローラー交換】
ハンガーローラーとは?
「ハンガーローラー」とは、簡単に言えば、エレベーターの乗り場扉を動かす為のローラーです。
エレベーターの乗り場扉には、1枚につき「ハンガー台」と呼ばれるものが1つ付いています。
それがこちら👇
このハンガー台には、ローラーが2つ付いていますね。このローラーを「ハンガーローラー」といい、レールに引っかけるようにしてレールの上を転がっていくのです。
ハンガーローラーの交換
では、実際に交換していきましょう。今回も写真撮影は省略し、早速作業に移ります。
既存のハンガーローラーを取り外す
古くなったハンガーローラーを取り外していきます。
扉の開閉によって位置が動いてしまわないように、しっかりと固く取り付けられているので、ナットを外すのも一苦労です😅
取り外せました。
古くなったハンガーローラーがこちら👇
ピンを付け換える
ピンが固定しているので、ハンマーで叩いてピンを取ります。
取り外せたら、そのピンを新しいローラーに取り付けていきます。
新しいハンガーローラーを取り付ける
元あった位置に新しいハンガーローラーを取り付けていきます。
動作確認
異音や振動がないか、手で扉を動かして確認をおこないます。
2個目も取り換え
問題無く取り付けられたので、もう一個のローラーも同じようにして交換します。
反対側の扉も取り換え
動作確認までできたら、反対側の扉にあるローラーも2つとも交換します。
これで、両扉のハンガーローラーを全て取り換えることができました✨
いかがだったでしょうか。
ハンガーローラーという聞きなれない部品でしたが、どんな役割をしてどのように取り換えるのか理解していただけたでしょうか。
次はどんな部品を交換するのでしょう🧐