エレベーターを乗り降りするとき、扉が閉まってきて身体や物が挟まったことありますよね。
その時、エレベーターはどのような動きをしていましたか?
そうです!閉じようとしていた扉が再び開きますよね。
それは扉に付いている セフティーシュー によって起こる動きなんです。
今回は、セフティーシューについて学んでいきましょう。
セフティシューとは
セフティシューとは、安全装置の一種です。
このセフティーシューに触れると、閉まりかけている扉が反転して開きます。
扉に人が挟まって怪我をしたり物が挟まってエレベーターが故障するのを防ぐために設置されているのです。
セフティシューのしくみ
セフティシューに触れると扉が反転するのはなぜでしょうか。
その秘密を探ってみましょう🕵️
扉の構造
エレベーターの扉は、乗場側の扉(以下「外扉」という)とカゴの扉(以下「内扉」という)の2枚で構成されています。
内扉にモーターが付いており、外扉が内扉に引っ張られることで2枚の扉が同時に開閉します。
セフティシューの位置
セフティーシューは2枚の扉に挟まれているように見えますよね。
実は、内扉に取り付けられています。外扉が無いとこんな感じに見えるんです。
銀色のバーが凹むとスイッチが動きます。スイッチが動くと扉が反転するんですね👀
マルチビームドアセンサー
たまにセフティーシューに当たる前に勝手に扉が反転して開くエレベーターがありますよね。
それはセフティーシューに加え、センサーが付いているからなんです。
最近のエレベーターには、 マルチビームドアセンサー という安全装置が搭載されています。扉の近くに人がいたり物があると、センサーが検知し扉が閉まらないようになっています。
セフティーシューは実際に接触しないと作動しませんが、マルチビームドアセンサーは接触することなく作動してくれるため、怪我のリスクが大幅に減少します。
海外ではこちらのセンサー機能をセフティーシューの代わりにしていますが、日本は違います。
セフティーシューはどのエレベーターにも付いています。
センサーとセフティーシューの二重で安全装置が付いているので、より安全で安心ですね!🥰
以上、セフティーシューについて紹介しました。ここまで読んでくださった皆様は、セフティーシューについて詳しくなれましたね✨
エレベーターを利用する際には、お連れの方に豆知識として披露してみてはいかがでしょう。