突然ですが、問題です。
エレベーターで停電が起きた時、エレベーターはどのようになるでしょう。
正解は、「エレベーターが止まり、停電灯が点く」です。
もし停電によってエレベーター内に閉じ込められてしまったら、非常ボタン(インターホン)を押して外部に助けを求めましょう。
今回は停電時に役立つ停電灯とインターホンについて解説します。
停電灯とインターホンの重要性
冒頭でも記述したように、停電が起きて電力を失うとエレベーターは停止し照明も消えてしまいます。急に真っ暗になって閉じ込められたらとても怖いですよね💦
でも大丈夫。
エレベーターには通常の照明のほかに、停電時に点灯する照明が設置されています。
停電してもすぐに停電灯が点くので真っ暗になることはありません。
エレベーターは動かせませんが、インターホンは予備バッテリーで動かすことができるので、非常ボタンを押して外部に助けを呼ぶこともできます。
もしバッテリーが切れていたら
予備バッテリーから電力が供給されることで停電灯が点き、インターホンを使うことができます。
このバッテリーが枯渇していたら、停電灯は点かずインターホンも全く使えなくなります。
非常ボタンを押しても音が鳴りません。仮に助けが来ても外部からの声が一切聞こえないのです。
停電灯とインターホンのバッテリーはとても重要なバッテリーです。
バッテリーはどこにある?
停電灯とインターホンのバッテリーはエレベーターのカゴ上にあります。
バッテリーには寿命があります。3~5年で交換をしなければなりません。
交換する時はこのコネクターを外して交換します。
点検について
停電灯とインターホンは停電時に使えないと困りますよね。なので点検もおこないます。
機械室で照明のブレーカーを切ると停電灯に切り替わります。
停電灯の点灯に問題が無いか、インターホンが使えて会話ができるか確認します。
★補足★
停電が起きるとエレベーターは停止してしまいますが、停電管制運転装置が搭載されていれば、停止後、予備バッテリーに切り替わり最寄り階まで運転してくれます。
以上、停電灯とインターホンについての紹介でした。